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【読書感想】「 ぼくは明日、昨日のきみとデートする / 七月隆文」
まさか、まさかの恋愛小説を読んでしまった!!

しかも、キュンキュンの甘いやつを!

でも、、、タイトル通りのお話で、納得できて読んでて面白かったなぁ、と。定番どころにも手を出してみようかな、っておもったね。


DSC_0416.jpg

何故買ったのか。ただ単に、表紙とタイトルに惹かれたから。

という、私が小説を買うには至ってまっとうな理由でございまして。
ひとつ、珍しいといえば、バリバリの恋愛ものであること。
こればっかりは、偶然だったんだよなぁ、と。

で、読んでみての感想ですが。二つの店があげられますな。

1.淡々と進む物語と、実に淡白な文章のテンポ

 これは、ひとえに読みやすさに影響した部分。これを一冊読むのに、2時間あれば十分なのですよ!(速い人は1時間とかでいけちゃう!)
 なにせ、キャラクターの会話で話が綴られるので、サクサク先に進んでしまう。女性に受けるわけですな。
ストーリー中の日数も40日しかないことから、話そのものがコンパクトなスケールでまとめられていて、理解しやすい。
(というか、これを何年とかでやられたら、書き手も読み手も混乱するだろう。それは追ってお話するとして)
 
 話の導入も、大学に通う青年の一目ぼれから声をかけるという、わかりやすくて王道。(まぁ、この応答に拒否反応を示す人もいるだろうけどね)
おかげで、余計なことを考えずに済むってのがいいところかな!


2.ライトなのに、しっかりとしたタイムトラベルもの
 さ、ここからがこの作品の中枢になるポイント。タイトルの意味はここからくるのか、っていうところですな。
ネタバレを平気で書くので、まだ読んでない人は(そもそもそんな人はこの記事みないか)ここでブラウザを閉じよう!

 見事、青年の片思いが実り(すでにここも必然であることが大事)、愛美と付き合うことになった高寿。が、この愛美が実はこの作品においてもっとも、頭を混乱させてくれる存在なのです。でもって、この作品の一番面白い部分。

 端的に言うと、高寿と愛美は生きる時間方向が逆になっているのです。

 うん、まったく伝わらないね。これをかみ砕くと、タイトルも理解できるかと。

 高利(読み手含めた一般的な人たち):一日(今)を“過去”に積み重ねて、未来に向かって生きる人。

 愛美:一日(今)を“未来”で経験して、過去に向かって生きる人。

 これでもまだ、難しい。そう、実はここを理解することがこの作品を理解することであり、またタイムトラベルとしてよくできている作品である証拠。

 愛美は、暦上の未来から過去に向かって年をとって生きていく人なのだ。すなわち、愛美が年をとるほど、周囲は若返っていき、愛美が幼い時は周囲が大人である、という主観的時間軸の逆行をしている。

 ここに高寿が気づく時、物語はクライマックスを迎える。

 いったい、この時間方向のすれ違いが、男女の関係を深めるにおいてどれほど阻害要因として働くのか、それは是非とも読んでみてほしいところ。

 これで、タイトルはお察しできたはず。

 いやはや、生きる主観的な時間軸方向を逆にしてしまうとは、なんとも大胆な発想。でもって、それを淡い恋愛ものに落とし込んでいるのが、本当に素晴らしい。


 もちろん、最終章では泣かせてくれますとも!そこも素晴らしい!


以上
小説 | 【2015-04-26(Sun) 15:41:57】
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細心(旧:MANAx2)

Author:細心(旧:MANAx2)
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