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【読書感想】「 岳飛伝 十一 / 北方兼三」
さて、毎度ながら読みおわるのが遅いですが、今にしてようやく読破。

歳ってのはとりたくないなぁ、、、自分も、中のキャラクター達も。
しかし、それがまた堪らない。

さ、感想行ってみよ―ぅ

相変わらずのネタばれアリなのでご注意!


DSC_0432.jpg

はじめ、買う時に帯のメッセージを見て、誰のことだろうとおもった。
表紙の鳩はなんだろうと思った。

それくらいに、今巻はこの表紙と帯のメッセージが鮮烈に思い出されるほどに作中で重要なものとなっていた。

様々な宋の古き将軍が討たれていく。
まず思い出されるのはやはり、カンセイチュウの死にざまだろうか。
李俊がまさか、剣を抜くとは思わない。ファンなら誰もが、思うのではないだろうか。
史進と同じく、死地を求める男の姿だ、と。

結果を見て安堵の息をついたのもつかの間、おそらく李俊含めた古き梁山泊水軍の
ラストミッションとなる、サモン島の奪還作戦。
泣きながら命じるチョウサクと、肯じながらも生きることを思う李俊のシーンの、なんと感慨深いものか。
凄絶な死を遂げた父の息子、次世代の若者にあの命令を引っ張り出す李俊は、実に男だ。
梁山泊の老将たちは誰もかれもが物分かりの良すぎる爺さんだらけで。
そして、そのじいさん達の命を賭けた結果が今の国となっている今、
若者にとっては憧れであり、死なせたくない人なのは明白だ。

物分かりの良すぎる爺さんだからこそ、じいさんたちはこぞって死地を求める。
それは李俊や史進のみならず、燕青もそうだった。

水滸伝を読んできた読者は、彼らが若かりし時を知っている。水軍の総大将として君臨した李俊、王進との別れに涙した史進、そして盧俊義の世話人をしていた燕青。

彼らが今、齢七十になろうとし、死を見つめている。
読んでいてつらいのはその姿が輝かしいからだ。
そして、読めない。書いている北方先生も仰っているが、本当に彼らが“生きている”のだ。
物語の中で、いつ彼らが死ぬのか、書き手すらもわからないと言われていた。
読んでいて分かる。読み手もまた、掴めない。

岳飛伝は、本当に悲壮感に満ちている。
もちろん、新時代を築く若いエネルギーも感じるが。
やはり、水滸伝の時のような明るさは無く、どこか皆が死を求めている。

不思議なのは今巻では、老将に死人が出なかったことか。

が、分かる。
次の巻ではおそらく、、、、史進か李俊、そしてそれに続いて狄成、項充が死地に向かうのだ、と。

読んでいないのに、もはや涙を流すことが予見できる。


さぁ、腹をくくって十二巻を待とう!!

以上
小説 | 【2015-05-05(Tue) 15:38:58】
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細心(旧:MANAx2)

Author:細心(旧:MANAx2)
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