カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
CustomCategory
最近のエントリ
最近のコメント
RSSリンクの表示
カウンター
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | 【--------(--) --:--:--】
Trackback(-) | Comments(-)
【読書感想】「 黒龍の棺 / 北方 謙三」
めっきり予定もなければ遊ぶお金もないということで。

ひたすら部屋で本を読む生活をしているわけです。




DSC_0523.jpg

主人公はなんといっても、あの男。新撰組の土方歳三だ。これだけで、胸が熱くなるのだが、その土方をここまで男臭くしてしまえるのも、北方謙三ならではに違いない。

新撰組ものを読んでいると、たいていは局長の近藤勇が斬首されたあたりからストーリーは減速していき、五稜郭決戦はおまけ程度に描かれることが多い。
そうでなくても、なぜ土方が五稜郭で戦うことになったのか、を土方そのものを一人の男として描きだしながら語られることは少ないように思う。

そんな中、この作品は北方兼三独自の解釈をふんだんに盛り込み、土方歳三を男として見事に浮きぼらせているのだからたまらない。

新撰組の副長として時代をかけた男が、坂本竜馬に会い、勝海舟に会い、そして徳川慶喜に会う。そこで描いた見果てぬ夢を求めて、縦横無尽に駆ける土方歳三の姿は、まさにハードボイルドそのものだと感じた。

私自身も、始末記や血風録などから入った人間なのだが、土方の人間像はこの黒龍でようやく納得できた。

これほどまでに熱い男だからこそ、鬼と呼ばれるほどの隊規を設け、誰よりも新撰組を考え抜き、夢を求めて五稜郭にわたったのだと思える。

ラストのシーンは解説にもあったが、ハードボイルドならではだろう。
北方兼三の歴史ものを読むと、よくこういったシーンが出てくる。

なるほど、ただ銃弾で散らせるには惜しくなってしまったのか。
いや、土方が北方謙三の中で生きたいと思ったのか。

夢を見、時代を生きた男の物語として、これほど上質なものはない。

以上
小説 | 【2015-08-23(Sun) 13:04:04】
Trackback:(0) | Comments:(0)
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

細心(旧:MANAx2)

Author:細心(旧:MANAx2)
某企業
社会人 2年目

----好物---
たかはし智秋
GRANRODEO
北方謙三
今野敏
藤井太洋
-----------
ラジオ、ラジオドラマ、小説、ゲーム、映画を制作したりする
しゃべり好きな人間でございます
-----------
連絡先
manax2.g2591あっとgmail.com

リンク
ブロとも申請フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。